おはようございます。
日本ランドエンジニアリング株式会社の大橋です。
コラムはトヨタが発表した未来都市の話題です。
新ビジネスを探るは、タイムバンクについて調べてみました。
今回もどうぞお楽しみくださいませ。
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あたまに効くサプリメント(毎月1日、16日発行) 第107号
2020/1/16 発行:日本ランドエンジニアリング株式会社
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■目次
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■1 コラム
■2 弊社セミナー情報
■3 新ビジネスを探る
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■1 コラム
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未来都市
トヨタ自動車が、閉鎖する東富士工場の跡地、71万平米に「自動運転」や
「ロボット」「人工知能」「スマートホーム」を活用した未来都市を作ると
1月7日に発表した。
1月9日にはソニーの電気自動車がお披露目された。
豊田章男社長は、「人々が暮らし、働き遊び、そして生き生きとした研究に
参加する未来の街のプロトタイプ(プロトタイプとは、後での改良を見込んで、
その仕事をする大筋として作る最初の模型)を建造する」としている。
ここではトヨタの従業員及びその家族などおよそ2,000人が居住し、
世界中の企業や研究者の参加が想定され、最新技術の開発や効果の検証が
行われるとのことである。
Woven・City(ウエーベン・シティ)と名付けられたこの未来都市は、
あらゆるものやサービスが情報で繋がる実証都市「コネクティド・シティ(注1)」を
創造するとのことである。
この街では、自動運転の車が通行し、AI・人口知能によって健康状態をチェックしたり
するなどし、生活の質を向上させるための実証実験が行われる。
住宅団地を開発する場合、道路、鉄道、電気網、電話網、学校、病院、上下水道等の
インフラの整備が必要となる。インフラとは、生活や産業などの経済活動を営む上で
不可欠な社会基盤と位置付けられ、公共の福祉のため整備・提供される施設の総称をいう。
Woven・Cityは、ITインフラ、特にNETWORKインフラに注目した実験都市である。
トヨタは、30年先を見据え、車の会社から完全に次の段階に移っている。
この実験都市は、便利で合理的な街になる。便利と合理性の裏側には、
意外性は失われる可能性が高い。収容所のような生活になってしまうかもしれない。
まずは若者・知識層・富裕層の受け皿になるだろう。UR等が過去に作った
典型的な住宅団地とは、整備するインフラも違ってくる。
不動産鑑定士の観点からは、整備された社会資本(インフラ)の価値が
土地の価値に化体する。
トヨタは、人が住む住宅を作った。その延長線に人が生活するスペース(街)を
作ろうとしている。30年後には、多くの家電メーカーが電気自動車を作ることが
できるようになっているかもしれない。
車は一つの道具にすぎない。ソニーとトヨタは違うように私には見える。
(注1)コネクティド・シティとは、あらゆるモノやサービスが
ネットを介して繋がる都市を意味する。
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■2 弊社セミナー情報
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【不動産「考える力アップ!!」セミナー】
不動産の知識を広げ、理解を深め、自分で考える力を身につけることを
目的にしたセミナーです。
★セミナー日程
次回セミナーは日程は未定です。
最新のセミナー情報はこちらからご確認ください。
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■3 新ビジネスを探る
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タイムバンクのサービス転換
大橋です。
今回は、タイムバンクというアプリ(サービス)について調べてみました。
タイムバンクは、
リリース当初は時間の売買トレードアプリという謳い文句でした。
これは分かりづらいのですが、有名人や著名人の時間を文字通り、
秒単位(10秒単位)で購入し、それをトレードしていくというものです。
感覚的には株式のトレードが企業とその業績に連動するならば、
タイムバンクは、人(著名人)とその人気に連動といってもいいかもしれません。
実際の値動きがどうかまでは把握していませんが、
お金でなく「時間をお金で買う」ことで、その「時間」で取引できるのは
斬新といっていいかもしれません。
ただ私の解釈が間違ってなければ、お金→時間→売買取引→お金となるので、
お金が消えることはないはずです。タイムバンクが目指す世界は、
少なくとも掲げていたと私が思っているのは以下のとおりです。
1)お金→時間が成立する(投資家目線)
2)時間→お金も成立する(著名人目線)
となります。
1は投資として株でないタイムバンクをやる方もいるわけで、必要な存在です。
2は人がいなくてはタイム市場が生まれないので1も2も必須です。
つまり、ここに次の3が生まれることがタイムバンクが狙う世界観だったと私は考えています。
3)時間→お金(一般人目線)
これは株式市場でいえば新興市場であるマザーズ等のことです。
つまり、今はまだ人気はないが、これから売れそうであるとか、これから影響を与えていくとか、
人気が出そうという人に投資するわけですね。
このような人にお金を投資する感覚は、分からない人もいるとは思いますが、
クラウドファンディングであったり、一般の人が投資しやすい少額のものも出てきています。
ですから、そこまで今でみれば「突飛」なものではないかと思います。
3ができれば、実質「お金」でなく「時間」つまり、信頼や信用でお金が得られます。
一方で従来は、その信頼や信用などは可視化しづらく(そもそも何を指標とするか)出来ませんでした。
それを知名度もあるのでしょうが、SNSなどフォロワー数や実績等を見ていくことで、
他の技術や指標を入れていくことで「できそうだ」と見込んだのでしょう。
実際には多くの人は無名の人であり、人気商売という構造も一部の人気がある人がいるからこそ、
成り立つものです。多くの人は、私も含めて、影響力というものはありません。
正確にいえば、可視化して見せるほどの何かがなく、それを取引や数値としてみせることは、
まずないのではないかと考えています。
昨年2019年でタイムバンクは大きく変わりました。
正確には私からすると変わっていたことに気づいたのですが、簡単にいえば、クーポンアプリです。
つまり、格安で商品が買える(飲食店、チケット、ホテル、在庫商品等)サービスになりました。
現在、著名人の時間取引はあるとは思いますが(未確認)、実質このようなサービス転換から、
市場が広がらないか、事業目線では微妙だったと言えそうです。
タイムバンクの場合の軸は何だったかといえば、
新しい経済をAI技術等で作るなどの技術を用いた新しいサービスなのかなと思います。
そういう意味で「時間売買」でなく「クーポン売買」であっても、
新しさや経済になることと、AI等技術が使えるのであれば変わってないのかもしれません。
クーポン的なアプリで一体どう体現したい世界を作るのかは気になるところです。
今回は以上です。
参考:
https://info.timebank.jp/
https://corp.timebank.jp/
https://timebankshoken.com/timebank-summary-2019
https://vandle.jp/hello/usage-timebank/
https://shikin-pro.com/guide/9407
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