【あたまに効くサプリメント 第9号】

おはようございます。
日本ランドエンジニアリング株式会社 不動産鑑定士の松田です。

気ぜわしさが日ごとに増す今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?

「年末のTODOリストを淡々と消化出来ている。」
こういう方は、夏休みの宿題も計画的に済ませ、
余裕の8月31日を迎えていたのでしょう。

いつかはこんな風に言ってみたいと思いますが、せめて重い腰を上げるために、
「気になることがあったらすぐ実行」を心がけたいと思っています。

今回もどうぞよろしくお願いいたします!

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 あたまに効くサプリメント(毎月1日、16日発行) 第9号
 
 2015/12/16 発行:日本ランドエンジニアリング株式会社
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■目次
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■1 コラム
 子孫に美田を残さない
 
■2 弊社セミナー情報

■3 スタッフXのなぜなぜコーナー
 しもやけの人を最近みない謎
 
■4 新ビジネスを探る
 植木屋ではない植木屋さん「oh!庭ya!」
 
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■1 コラム
 子孫に美田を残さない
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私は、昭和51年から昭和63年までの12年6ケ月を銀行員として過ごした。
住宅ローンの融資も多数経験した。

昭和50年代は、日本の高度成長期から、オイルショック、ドルショックを経て、
低成長期に移った時代である。
産業の投資意欲は減速し、貯蓄が投資を上回る時代となり、
余った貯蓄に対し新たな投資先が必要となる。

“住宅ローンがあるではないか?!”

国は、30~40年前、持家政策・住宅ローンで、働き盛りの人々を中心に、
個人が不動産で資産を形成することを提唱した。
親の援助等は余り期待できない時代であったが、
バブル経済が崩壊するまでは、ローン返済中に、土地・建物を売却しても
ローンの残債が残らず、個人の資産形成が十分可能な時代であった。

融資担当者としての私は、
所得の20%が返済原資になると考え、ローンを設計した。
所得が500万円の人に対して、年間の返済額が100万円であるとすれば
(月額83,603円、金利4.5%、期間30年を想定)
16,500,000円程度融資することができる。
あとは手持ち資金がいくらかにより、概ね2割程度は手持ち資金で対応できる。
新しく造成された住宅団地に、概ね2000万円程度の建売住宅を購入、
その内7~8割は住宅ローン、30年返し続けることになる。
(1650万円+1650万円×0.2)=1980万円

住宅の取得構造は、現在でもあまり変わらない。
建売住宅一軒の相場は、刈谷市では約4500万円程度、
津島市では2700万円程度、一宮市では2800万円程度であり、
企業が支払う平均給与と密接に関連している。

個人が不動産で資産を形成するためには、土地神話が必要である。

しかし、平成2年後半をピークとしてバブル経済が崩壊、
土地神話も消滅し、地価は大幅に下落した。
個人が不動産で資産を形成する時代は終わったのである。

30~40年前と比較すると、親の援助能力は強力になっている。
しかし、多くの親は不動産持ちではあるが、現金はそれほど持ち合わせていない。
近年は富裕層に対する課税が厳しくなり、
さらにこれから、「小金持ち」にも厳しい時代が到来する。

経済的なシナリオは、親の世代(団塊の世代)が、
老後をどのように生きていくかによって変わってくる。

現役時代は住宅ローンを組んで資産を形成し、
老後は、逆不動産ローン(リバース・モーゲージ)で終活を形成するのも一考である。
(子孫に美田を残さない)

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■2 弊社セミナー情報
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知識がなければ何もしないのが最良の結論になる可能性が高い時代です。
不動産を投資すべきか否かをあなたが自信をもって判断でき、
納得のいく選択ができるよう当セミナーの情報を大いに役立てて
頂けたらと思います。

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ホームページの問い合わせフォームよりお申込みください(担当:伊藤)
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■3 スタッフXのなぜなぜコーナー
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「最近、しもやけが出来ている人を見かけない、聞かない」
の疑問についてです。

統計など、(罹患?)の数値があるわけではないため、
皮膚科医のサイトをいくつか調べてみました。

しもやけとは、末端部分の血行不良により起こる炎症。
主な原因としては
1)栄養状態
2)体質に依存すると言われている
3)子供の方が大人よりもなりやすい。(免疫局や自己調整機能が成長過程で多少劣るため)

また、最近のしもやけの特徴として
4)手にできる人はほとんどいない
5)気温の変化が大きいとかかる人が多い

結論としては、
住宅の気密性の向上により、しもやけになる人は減少していると思われる。

減少している上に、
4)より、足の指など他人から見えにくい場所に出来ていることが多く、分かりづらい。
3)より、自分が大人になり、 特に回りに日常的に子供がいないとしもやけの存在を意識する機会がなくなる。

以上が、今回の疑問の答えとなりました。
皆さんの考えたものはどうでしたでしょうか?

ちなみに、弊社スタッフの30代男性に、「しもやけになってる人、最近見たことある?」
と聞いたところ、スキー場に行くと、足になってるひとは結構みかけるとのことでした。

次回はスタッフOの疑問
「月極駐車場という月極が読めなかった時の疑問」について
考えてみたいと思います。お楽しみに!

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■4 新ビジネスを探る
 植木屋ではない植木屋さん「oh!庭ya!」
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スタッフOです。おはようございます。

先日、ニュービジネス協議会でのプレゼンイベントがあり参加してきました。

いくつかプレゼンしていた企業があったのですが、面白そうな企業を紹介します。
その名も「oh庭ya」(おにわや)です。
https://www.oh28ya.com/

oh庭yaは、一般家庭からWeb等で依頼を受け付け、
お客さん宅に伺い、剪定等の作業を職人(とはいえ若手)がする仕事を提供しています。

この手のビジネスでいえば、
多くの人はシルバー人材センターなどを思い浮かべるかもしれません。
また、家の植木等を手入れしてもらった昔からの職人さんがいるかもしれませんね。

ポイントは、植木業界の保守的な部分を変えたことです。

一般家庭においては、技術の高い職人さんが来ることを期待するかどうかですが、
おそらくそうであればいいけれど、そこまで求めてないのが実情だと考えられます。
英語でいえば、通訳のような専門家になりたいわけではないが、
簡単な英会話が旅行等で出来ればというようなニーズの違いといっていいでしょう。

仕事を丁寧にやってくれたらいい、完成度の高さを求めていない、
何か不特定多数の人に見せる庭でもないので、それこそ切ってくれたらいい。
もちろんこれはoh庭yaが技術が低いという意味ではありません。

増島社長も言われていましたが、実はこれ簡単に真似できるビジネスです。
よってこのビジネスの参入障壁はどこかとなるのですが、
おそらく「人」であるということになりそうです。
また注文数、つまりオーダーが結構先まで埋まっている状態であり、
これからも成長していく余地が大いにありそうです。

仮に参入しても、既にoh庭yaの「人」「サービス」が認知されているので、
参入企業はよりよいサービスを提供することになりますので、
ここは厳しい戦いになるかもしれません。

ホームページを見ると若い社員が多いことが印象的です。
古本業界を変えたブックオフのような印象でしょうか。

oh庭yaからビジネスを学ぶとするならば、
変化が起きてない業界など、改善されてない部分に目をつけ、
そこにサービスを提供していくことでしょうか。

「植木屋」でない「サービス業」としての植木屋。
言葉でいえば簡単ですが、ここをサービスまで落とし込めるかどうかが大事といえそうです。

参考他サイト:「oh庭ya」-業界未経験者だからできること
http://bizna.jp/labblog/?p=715

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