おはようございます。
 日本ランドエンジニアリング株式会社 不動産鑑定士の松田です。
目に映る緑がすっかり濃い色合いになってきました。
雨が降ったあと晴れる、の繰り返しが今年は多いせいか、
 春先に“野草”として微笑ましく眺めていたものが、
 見るたびに生長著しく、今や、すっかり“雑草”と化しています。
庭での存在感を段々主張し始め、こうなるともう心穏やかではいられません。
 「除草作業X day」近し。
今回もどうぞよろしくお願いいたします!
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 あたまに効くサプリメント(毎月1日、16日発行) 第19号
  
  2016/5/16 発行:日本ランドエンジニアリング株式会社
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 ■目次
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■1 コラム
■2 弊社セミナー情報
  
 ■3 新ビジネスを探る
  
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 ■1 コラム
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 一夫一婦制
 日本での一夫一婦制の起源は、豊臣秀吉が国を統治するために取り入れた制度であるというのを、
 何かの本で読んだことがある。(30年以上前で、文献の名称等は、記憶が定かではない。
 本文は一応、豊臣秀吉が起源と仮定してお読みください。)
 戦国大名が勝ち抜くためには、「食料の増産」と「兵士の数の増強」が必要になる。
 食料の増産と兵士の数の増強は、子供(人口)を増やすことに行きつく。
 その為には、一夫一婦制度が最も効率的であると考えたということである。
 ウィキペディアで、一夫一婦制の起源を調べたが概ね同様の記載があり、私の全くの記憶違いという訳でもない。
 また、一夫一婦制が、秀吉以降、直ちに定着した訳でもない。
 源氏物語では、通い婚であり、民衆の生活様式は定かではないが、貴族社会では、一夫一婦制度ではないようである。
 江戸中後期に、寛政の改革で有名な松平定信が、混浴禁止令をだしている。
 1780年代までは、銭湯や温泉は混浴であったことが窺い知れる。
 一夫一婦制が倫理的な側面を持つ制度になったのは明治以降と考えられる。
 250年位前までは、日本でも一夫一婦制が倫理的側面が強い制度ではなかったことが考えられる。
 豊臣秀吉は、富国強兵のための社会・経済政策の一環として一夫一婦制を取り入れた。
 さて現在、日本の抱える最も大きな国内問題は、人口減少(少子化・結婚をしない等)であろう。
 不動産鑑定士である拙職は、人口が減少し続ける限り、相対的に土地価格は下落基調を続けるであろうと考える。
 宅地は、空き家が増加する。人口は、1世代30年間で約30%、2世代60年間で約50%が減少する。
 安倍政権が行うべき最重要課題は、いかに子供を増やすかという事であろう。経済はその後についてくる。
 食料生産という農業は、一層、ハウスや建物の中で行われようになり、温度管理、害虫管理等が機械化される。
 農地は、食料生産の手段ではなくなる可能性が高く、多くの農地が耕作放棄地化するかもしれない。
 現代において、一夫一婦制を社会・経済政策として考えてみると、直ちに、北朝鮮や中国との戦争になるとは実感できない。
 戦争も人がやる時代ではなくなっている。
 経済的に豊かな親を持つ人は、結婚する必要がない。働かず親の財産で食っている人(パラサイト)が増加している。
 LGBT(性的少数者)のデモが渋谷であり、5000人が参加したとのニュースをやっていた。
 テレビでは、LGBTの論客と思しき女性が、精子の提供を受け、子供を持つ計画を実行しているとのことであった。
 芸能人は、不倫と離婚で下世話な興味を引いている。倫理的側面から攻撃されている。
  かって、不倫は文化と言った芸能人がいた。文化とは思わないが、50年後には、社会・経済政策になっているかも知れない。
 30年後には、ロボット社会になり、50年後には、人間が働く時間は少なる可能性が高い。
 人口が増加する要素が見当たらない。
 一夫一婦制を倫理的な制度と考えるのではなく、社会・経済政策と考えると、
 人口減少もパラサイトもLGBTも農業問題(農地の問題)も根源的な原因は、「人間社会の進歩」にあるような気がする。
 明治以降の家族法では、倫理を強要しない限り、もはや日本は統治できない状況になっている。
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 ■2 弊社セミナー情報
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【情報交換会】
 毎回、今の名古屋の不動産市場で起きている事をテーマに、
 セミナー形式を基本として、2か月に一回
 講師と参加者双方向の交流・情報交換の場としています。
 参加者のみなさまからは「勉強になった」「話の切り口が変わっている」等、
 ご好評いただいています。あなたもぜひご参加ください!
★情報交換会日程
テーマ「借地・借家に関わる『正当事由』について」
 日時:2016年5月17日(火)10:00~12:00
 場所:りそな名古屋ビル地下1階第一会議室(伏見、弊社事務所所在ビル)
バブル経済の崩壊後、一部の地域を除き、土地価格は下落基調にあります。
政府や日銀の政策も「リニア新幹線開業」「中国人の爆買い」等の
 市場かく乱要因のある場所を除き、資産デフレの中で、埋没します。
「バブル経済の崩壊」「不動産価格の大幅下落」「借地借家法の改正」
 「阪神大震災」「リーマンショック」「東日本大震災」「熊本地震」等、
 旧借地借家法の借主保護の根幹となっている「正当事由」も変容しています。
その「正当事由」の変化を捉えて、借地借家法の現状を分析します。
 【不動産経営戦略セミナー】
 賃貸アパート・マンションのオーナー様必見!
 土地活用は本当に相続対策として有効なのか?
 不動産の専門家として、誰も語らない土地活用の盲点についてお話しております。
 判断の決め手となる情報やデータが満載です。
★不動産経営戦略セミナー日程
 テーマ 「不動産の有効活用」と「不動産サブリース」
 日時 平成28年5月18日(水)18:15~20:30
 会場 ウィンクあいち10階会議室 1007
前半の部:「不動産の有効活用」
 「賃貸マンションやアパートを建てる」「容積率を最大限使った建物」
 が必ずしも土地の最も有効な活用方法とは言えません。
立地条件や画地条件に合う方法以外にあるかもしれません。
あなたのライフスタイルにあう方法が、その不動産にとって最も有効な活用と考えます。
拙職が考える有効活用についていくつかご紹介していきます。
後半の部:「不動産サブリース」
 大手サブリース会社2社の方法(内容)を検討し、サブリースの本質に迫ります。
また、サブリース方式(一括賃貸)と賃貸不動産業者等を利用する方法(管理委託方式)とを
 比較することにより、賃貸住宅経営の選択肢としての<サブリース>について分析していきます。
さらに、サブリースのよい点、問題点等を分析し、現状を最近の裁判例から読み解き把握します。
対象となる土地や環境条件、画地条件等で利用する制度や方法等も異なってきますが、
 管理方法として最も合理的なものを選択できる情報が提供できればと考えています。
 上記セミナーに参加を希望される方は、
 このメールマガジン下部にあります連絡先にご連絡頂くか、
 ホームページの問い合わせフォームよりお申込みください(担当:伊藤)
 https://n-le.jp/contact/
今後のセミナー情報はこちらからご確認ください。
 https://n-le.jp/seminar-info/
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 ■3 新ビジネスを探る
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自転車盗難防止ビーコン「ペダルノート」
おはようございます。スタッフOです。
今回は日経MJの記事からお届けします。
 2016年5月9日(月)6面「先読みウェブワールド」(野呂エイシロウ)のコラムより、
 要約しました。箇条書き部分は記事の内容です。
・ベンチャー企業のペダルノートが自転車盗難防止のビーコンを開発
 ・ビーコンとは発信機で、コイン型サイズで軽く、簡単に自転車に取り付けられる
 ・iPhoneの専用アプリで車体情報を写真登録を行う。ビーコンの電池が切れる1年まで追跡可能
 ・サービス利用料は2000円
と、ここまではいわゆる忘れ物紛失サービスの域を超えないわけですが、
 ここから驚くべきアイデアが!?(少なくとも私は面白いと思いました)。
・万一自転車が盗まれた場合は、アプリを立ち上げて検索ボタンを押す
 ・アプリをダウンロードした他のユーザーにプッシュ通知(すぐ届けられるということ)される
 ・他のユーザーは盗まれた自転車のビーコンから電波をキャッチできる(半径50~100メートル程度)
 ・仲間が多いほど捕捉確率は高まる
 ・発見された場合、見つけた人に自転車価格の5%をお礼として払う(10万円の自転車なら5千円)
 ・三井住友海上の保険がついており、期間3年で最低700円から(自転車の値段により変わる)
 ・万一見つからない場合は、購入時の30%が保険で支払われる
要するに、保険も従来より安く、実用的。またアプリ自体は
 ネットワーク効果(たくさんの人が使うと、そのサービスの価値が高まる)をもって、
 自転車愛好家には受け入れられそうな気がします。
もちろん安い自転車ならビーコンをつけることは不要ですが、
 10万円を超える自転車なら、2000円の利用料は安いですし、
 保険料も従来の自転車価格の1割程度よりも安いわけですね。
面白い!と思ったのは、見つけた人が5%の報酬がもらえるというもの。
 自転車の移動速度(仮に盗難で乗られた場合)では、50~100メートル範囲というのは、
 見つかるかどうかはかなり心許ないですが、
 自転車に乗っている利用者層がアプリから通知に気づきやすくすれば網の目の捜索が出来て、
 見つかりやすくなる気もします。
今後どうなっていくか注目したいですね。
 技術もアイデア次第で面白いビジネスになりますね。
サービス自体は、今月中に始まるようです。
ペダルノート
 http://www.pedalnote.com/
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 ●モットー(座右の銘)●
 大局観を失わず、地道に努力する
このメールマガジンは、
 弊社スタッフが名刺交換させて頂いた皆様、
 弊社セミナー等に参加された方々にお送りしております。
ご意見・ご要望がございましたら、ぜひお聞かせください。
 nihon-land-engineering@n-le.jp
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 あなたの健康と幸せをお祈りしています。
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 ┃日本ランドエンジニアリング株式会社 不動産鑑定士 松田 静雄
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