【あたまに効くサプリメント 第93号】

おはようございます。
日本ランドエンジニアリング株式会社の大橋です。

コラムは時代と仕事の変化についてです。
時代の変化とともに、資格者の仕事が変わる話です。

新ビジネスを探るは、新しい資金調達サービスの話題です。

今回もどうぞお楽しみください。

━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━
■□■

 あたまに効くサプリメント(毎月1日、16日発行) 第93号
 
 2019/6/16 発行:日本ランドエンジニアリング株式会社
                               ■□■
━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━

……………………………………………………………………………………………
■目次
……………………………………………………………………………………………

■1 コラム

■2 弊社セミナー情報

■3 新ビジネスを探る

……………………………………………………………………………………………
■1 コラム
……………………………………………………………………………………………
時代の変化と家族信託

 拙職は、不動産鑑定士であり、不動産業者、弁護士、税理士(公認会計士を含む)、 司法書士、行政書士さん等とお付き合いがある。過半のケースでは、 お客様の取引先の資格者の方と仕事を進めさせていただいていますが、中には当社に、完全にお任せのお客様もあり、当社と懇意な資格者の方に協力をお願いして仕事を進めさせていただくことになる。 

 開業以来徐々に、各資格者の方とも懇意にさせて頂く方が多くなり、判らないことに出くわすと、その領域の先生に電話することになる。

 2年ほど前、懇意の司法書士さんに、「家族信託(民事信託)をやっているか」と聞くと、「危ないことはやらない。」との返事であった。真面目で固い事務所であるので懇意にさせて頂いている。その時は、家族信託の話も立ち消えになった。

 最近、他の問題で問い合わせをした際に、「家族信託はやらへんの。」と試しに聞くと、「やらざるを得なくなったから、やってる。」との返事。2年位の間に、社会(お客様)の求めるものが直接化しつつある。ストレートに自分の想いを果たすことができる方法を追求するようになっている。それで今回は、見積もりを出して頂くようにした。

 2020年4月、120年ぶりに民法の改正がある。「親族」「相続」についても改正があるが、いかなる法律も守ることができない少数の人たちが存在する。法律から漏れてしまっている人がいる。

 家族信託も黎明期であり、まだ問題や争いがあまり生じていない。相続等で共有者の人数が多くなった不動産の共有持ち分等を解決するには有効な方法と考えられる。認知症等の問題にも解決の糸口になる。

 家族信託の機能を使うと有効に進むことも多い。有効に進むことにより、問題が生ずる。今を生きるには、ストレートに自分の想いを果たす方法を追求できる 方法が必要と考える人が増えているのだと思う。

……………………………………………………………………………………………
■2 弊社セミナー情報
……………………………………………………………………………………………

【不動産「考える力アップ!!」セミナー】

不動産の知識を広げ、理解を深め、自分で考える力を身につけることを
目的にしたセミナーです。

★セミナー日程
2019年7月24日(水)14:00~16:00「第2回 インバウンドと不動産市場」
講師:不動産鑑定士 松田 静雄
会場:ウィンクあいち13階会議室 1307
参加費:3000円
定員:40名

最新のセミナー情報はこちらからご確認ください。
https://n-le.jp/seminar-info/

……………………………………………………………………………………………
■3 新ビジネスを探る
……………………………………………………………………………………………
飲食店資金調達サービス「Fundish」

スタッフ大橋です。
今回は、新しいサービスの話題です。
Fundish(ファンディッシュ)は、飲食店の資金調達プラットフォームサービスです。

簡単に言えば、
・飲食店が会員権を発行
・その会員権をユーザーで売買できる
というものです。

このサービスにより、
初期費用の資金繰りや集客のコントロール、従業員のモチベーション向上など
課題解決を目指すようです。

事業者は、VALUというサービス(会社名もVALU)をやっていて、
VALU自体は人に対して出資しリターンを得られるというものです。
実際にリターンはその人が提供できるサービスであり、
私としては、VALU=人なら、Fundish=飲食店という、
対象が変わったのかなと感じました。

このサービスが成立する条件というか、要件はなんでしょうか。
いくつか考えられますが、

・その飲食店を応援したいというお客さんがいること
(応援であるので、ただの飲食利用者よりロイヤリティが高い人達)

・クラウドファンディングが成立するレベルと一緒で、
一定の期間で集中して資金を得られる魅力があること

・飲食店が継続して経営できること

クラウドファンディング自体は資金調達として大分こなれてきました。
一方でその課題は、初期活動はいいけれど、その後プロジェクトをどこまで
支援できるか、出資者との関係性はというところだと思います。
つまり、最初だけで終わるということですね。

一方で、Fundishは飲食店というわりと分かりやすいビジネスに対してです。
会員権の価値は、色々なルールがあれど、おそらく会員権の価格は
それを欲しがる人が多いと上昇、なければ下落です。
この下落時について考えると、売買すれば損した気がしますが、
店の特典があるなら特典サービスを買ったとも考えられます。
このあたりの価値設計が面白いところかもしれません。

ここまで考えると、資金調達等については、
人気店は関係なく経営ができるはずで、そうでないというのは、
新店舗や独立等の新規開業に限られてきそうです。
(不人気店や経営がうまくいってない店が「登録」できるとも思えないので)

ユーザ=お店の利用者と完全一致かどうかなどもありますが、
飲食店側=利用者という共同体のような形になるかもしれません。
このあたりは新しい印象で面白い形になるかもしれません。

先行するSPOTSALEというサービスがあります。
合わせて今後どうなるか面白そうですね。

参考リンク
https://thebridge.jp/2019/06/valu-to-launch-fundish
https://fundi.sh/
https://thebridge.jp/2018/04/spotsale-membership-sales-for-4-osakan-stores
https://spotsale.jp/


●モットー(座右の銘)●
大局観を失わず、地道に努力する

このメールマガジンは、
弊社スタッフが名刺交換させて頂いた皆様、
弊社セミナー等に参加された方々にお送りしております。

ご意見・ご要望がございましたら、ぜひお聞かせください。
nihon-land-engineering@n-le.jp

このメールマガジンのバックナンバーはこちらからご覧下さい。
https://n-le.jp/backnumber/

最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたの健康と幸せをお祈りしています。

┏━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━
┃日本ランドエンジニアリング株式会社 不動産鑑定士 松田 静雄
┃…………………………………………………………………………………………
┃〒460-0003 名古屋市中区錦2丁目15番22号 りそな名古屋ビル7階
┃TEL 052-202-0155 FAX 052-202-0156
┃MAIL nihon-land-engineering@n-le.jp
┃URL https://n-le.jp/
┗━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━
Copyright(c) 日本ランドエンジニアリング株式会社 All Rights Reserved.