【あたまに効くサプリメント 第78号】

おはようございます
日本ランドエンジニアリング株式会社の小沢です。

そろそろ紅葉が見ごろの時期ですが
皆さまはどこかへお出かけになられましたか?
本日のコラムは「今どきの観光事業」について
触れています。

新ビジネスを探るシリーズは
「ダイナミックプライシング」のお話です。
来年10月より消費税が10%に上がることが決まったようですが
価格が変動する分野が広がってくると、一段とお金を使うことに敏感になりそうです。

今回もどうぞお楽しみください。

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 あたまに効くサプリメント(毎月1日、16日発行) 第78号
 
 2018/11/1 発行:日本ランドエンジニアリング株式会社
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■目次
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■1 コラム

■2 弊社セミナー情報

■3 新ビジネスを探る

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■1 コラム
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 いまどきの観光事業

 ここ数年で、土地の価格の上昇率が最も高い地域は、北海道の倶知安町である。
ニセコスキー場があり、ここでは外国人が闊歩している。

 平成30年の地価調査(価格時点:平成30年7月1日)で一番上昇した地域は、
京都市である。京都市も外国人が闊歩している。

 名古屋市中区の居住人口の8%強が外国人で、その割合は毎年増加し
10%を超える日もそう遠くはない。

 錦2丁目の喫茶店の窓から見える自転車の5割は外国人が乘っている。
東京福祉大学の名古屋キャンパスの生徒は、外国人ばかりである。

 インバウンドのみならず日本社会は、外国人なしでは、もはや存在できなくなっている。

 国土交通省は、政府肝入りの観光事業である日本版DMOについて、
「地域の“稼ぐ力”を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の
視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、
明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、
戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人です。」と規定している。

 しかし現在、全国に150近いDMOがあるが、運営費の過半が税金から供出され、
公的機関が主導するDMOが、成功しているケースは極めて少ない。

 DMOは、Destination・Management・Organizationの略である。

 私が少し参加している大垣の街づくり会社もDMOの行う観光事業の一部に
参画したいと考えている。

 観光事業とは、地域における生活・文化・伝統等を旅行客等の他人の目と
地域の人の誇りと愛着等の想いの確認と再発見の過程であると考えている。

 人口減少時代にすでに入っており、地域の在り方、生き様が問われている。
観光事業の末端に参加できれば、なかなか面白い経験ができるのではないかと期待している。

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■2 弊社セミナー情報
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【不動産「考える力アップ!!」セミナー】

不動産の知識を広げ、理解を深め、自分で考える力を身につけることを
目的にしたセミナーです。

★セミナー日程

テーマ:保険を活用した相続対策と家族信託
日時:2018年11月14日(水)18:15~20:15
場所:ウィンクあいち10階会議室 1008
参加費:1000円
定員:40名

上記セミナーに参加を希望される方は、
このメールマガジン下部にあります連絡先にご連絡頂くか、
ホームページの問い合わせフォームよりお申込みください(担当:大橋)
https://n-le.jp/contact/

今後のセミナー情報はこちらからご確認ください。
https://n-le.jp/seminar-info/

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■3 新ビジネスを探る
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広がるダイナミックプライシング

スタッフ大橋です。
今回はダイナミックプライシング(動的価格、変動料金)の話です。

ホテルや飛行機の代金は、空室が多い時期は安く、人気があるときは高い変動価格が普通です。
そういった価格変動が他のサービスでも広がっていくという話です。
可能にしているのは、AIシステムのためで、それらが計算を行っているようです。

広がっている分野は、
・プロ野球、Jリーグなどのスポーツ
・ECサイト
・akippa(駐車場シェア)
などです。

プロ野球やJリーグなどは、価格帯は既存でも位置によって価格は変わっています。
例えば良い席の人気があれば高くなり、人気がないなら安くなるわけです。
実証実験の結果は概ね売上があがっているみたいですね。

理由は、いくつか考えられますが、
・高い席が安く買えるから売れ残りが少なくなった
・高い席が人気があるとより高くなるため、席単価が上がった
・安い席がより安くなってお手頃に変えて、売れ残りが少なくなった
などです。

もちろん、これらは運営側にはメリットですが、お客さんとしては、
オークション的な感覚になるため、付き合い方が変わるわけです。
そこがどこまで受け入れられるかがポイントになりそうです。
例えば高い価格で買ったら「以前のほうが良い」わけですが、
安い価格で買ったら「これは良い」となるので、顧客体験が変わりますよね。

ECサイトでの取り組みもあるようです。
例えばセールなどで処分するのでなく、段階的に値下げをして、
より在庫を減らしていくなどが考えられます。
人気が出れば値上げになるとなると、買い方も変わりそうですね。
セールという概念がいきなり消えることはないですが、
普段買える価格が最適な価格であるということは買いやすさにもつながりそうです。

akippaという駐車場シェアサービスでは、
既に駐車場のレンタル価格が変動価格に一部なっているようです。
人気があれば高くなるけど、人気があるため買ってもらえる。
人気がないと安くなって、それで売れるということですね。
ライブやコンサート等で周辺駐車場が人気になるときに、
適正価格で売るために、売上や利益の最適化となります。

今後価格変動がどうなっていくか見ていきたいですね。
今回は以上です。

参考
https://netshop.impress.co.jp/node/5113
https://newswitch.jp/p/10379
https://www.fnn.jp/posts/00345620HDK

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