【あたまに効くサプリメント 第29号】

おはようございます。
日本ランドエンジニアリング株式会社 不動産鑑定士の松田です。

先週末、朝の通勤時に、とうとう電車の座席ヒーターが始まりました。
こたつと同じようなあの幸福感。
適度な振動も手伝い、気持ちがよくてつい居眠りしてしまいます。
乗り過ごし注意。

今回もどうぞよろしくお願いいたします!

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 あたまに効くサプリメント(毎月1日、16日発行) 第29号
 
 2016/10/16 発行:日本ランドエンジニアリング株式会社
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■目次
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■1 コラム

■2 弊社セミナー情報

■3 新ビジネスを探る

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■1 コラム
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日銀の金融政策

 9月21日、日銀の黒田総裁は、金融政策の新たな枠組みを発表した。
おおよその内容は、金融緩和の方法を「量的緩和」から「金利」に変更した。

 日銀は、国債、ETF、Jリートを数値目標をたてて購入していた。
中でも国債の購入額は毎年約80兆円で圧倒的に多い。主として金融機関等が
保有していた国債を日銀が買うと金融機関の口座にお金が払い込まれる。
金融機関の口座にお金が増えると市場に廻るお金の量が増える。
企業は設備投資等を行い、景気が上昇する。というのが期待される筋書きである。

 普通、大学の経済学では、日銀の役割は「物価の番人」と教えられる。
政府の行う財政政策が経済政策の中心で、過度なインフレ等の状況に
陥らないように金利を上げ下げし、物価の番人としての機能を果たす。

 平成のバブル経済崩壊後、不良債権問題に苦しみ、金利をどれだけ引き下げても、
効果が上がらず、「量的緩和」政策が採用された。すでに昭和50年代から
企業の資金需要は、減少している。金融機関の預貸率は長期的に低下している。

 今回、日銀は、長期金利の水準を0%程度とする政策を加えた。長期金利は、
期間10年ものの国債の利回りと連動する。期間10年の国債が買われれば、
国債の価格は上昇する。10年もの国債は発行された時点で金利は決まっているので、
国債の価格が上昇すれば、利回りは低下する。日銀は国債の買い入れで長期金利を
操作する。量的にお金の流通量を増やす政策から、金利政策に回帰することになる。

 平成25年から続いた日銀の金融政策で、不動産業界は極めて大きな影響を
受けたものと思われる。国債やETFは日本の経済全体を対象としている。
しかしJリートの購入の影響は、不動産業界に概ね限定されている。
また金融機関の不動産関連融資が他の業界への融資に比べ拡大している。

 日銀の目的は、時代を問わず物価の安定である。2%程度の物価上昇を目指している。
しかし異次元の金融緩和を行っても日本経済全体ではデフレを脱することができない。
不動産業界には、異次元の金融緩和の影響が明確になっている。

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■2 弊社セミナー情報
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【情報交換会】

毎回、今の名古屋の不動産市場で起きている事をテーマに、
セミナー形式を基本として、2か月に一回
講師と参加者双方向の交流・情報交換の場としています。
参加者のみなさまからは「勉強になった」「話の切り口が変わっている」等、
ご好評いただいています。あなたもぜひご参加ください!

★情報交換会日程

テーマ「不動産の賃貸市場」
日時:2016年11月15日(火)10:00~12:00
場所:りそな名古屋ビル地下1階第一会議室(伏見、弊社事務所所在ビル)

【不動産経営戦略セミナー】

賃貸アパート・マンションのオーナー様必見!
土地活用は本当に相続対策として有効なのか?
不動産の専門家として、誰も語らない土地活用の盲点についてお話しております。
判断の決め手となる情報やデータが満載です。

★不動産経営戦略セミナー日程

テーマ 「相続税評価額と市場価格1」
日時 2016年10月19日(水)18:15~20:15
会場 ウィンクあいち10階会議室 1007

私自身相続を経験し、相続対象の不動産を評価していくなかで特殊な要因を持つために、
通常の評価方法から外れる物件が1、2割程度存在していることが分かりました。
相続税財産基本通達では、通常の不動産評価とは違い、個々の不動産を個別具体的に評価しないため、
このようなイレギュラー物件は評価に誤りが生じる可能性が高くなります。

評価の原則では、相続税評価額より市場価格のほうが高くなるはずが、
これらの物件については、相続税評価額が市場価格より高くなるケースが多く出てきています。

「相続税評価額と市場価格」については、2回にわたって事例を使いながら
相続税評価はどのようなルールで評価されるのか、実際の価値の把握しておく重要性等を確認していきます。
また、ご所有の不動産が一般的な相続税評価の方法で事足りるのか、事前に確認しておく必要があると考えます。

上記セミナーに参加を希望される方は、
このメールマガジン下部にあります連絡先にご連絡頂くか、
ホームページの問い合わせフォームよりお申込みください(担当:伊藤)
https://n-le.jp/contact/

今後のセミナー情報はこちらからご確認ください。
https://n-le.jp/seminar-info/

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■3 新ビジネスを探る
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IoT乾電池Mabeee(マビー)が面白い

スタッフ大橋です。
以前このコーナーでIotの一つとして、カーテンの開閉のアイテムを紹介しました。

今回もIoTの一つとして、乾電池をIoT化したものが出ています。
Mabeee(マビー)は乾電池にワイヤレス機能を搭載しているので、
おもちゃなどをスマホで操作出来るようになります。

乾電池の革命とはうまく表現しているなと思います。

公式サイトはこちら。
http://mabeee.mobi/

電動歯ブラシも乾電池で動くものが多いと思いますが、
電動歯ブラシにもタイマー機能をつけてオンオフをコントロールするなどで
連携が出来るというわけですね。
決して、ぬいぐるみやプラレールなどの模型などのおもちゃに限らないということです。

気になるお値段は、1本税込み5,378円です。
普通の乾電池感覚では変えませんが、色々なものに試して使えそうなものを
IoT化出来るという意味では手軽でいいかなと思いました。

Mabeeeの紹介だけでは面白いのでどんな人が開発したかを見ていきましょう。
(参考:http://ascii.jp/elem/000/001/249/1249539/

岡部さんという方が開発したのですが、
記事にあるように「精密機器製造などを手がけるセイコーインスツル」に勤めていて、
そこでの趣味による研究から生まれたものだそうです。

電池をワイヤレスでコントロールするアイデアを具現化するためには、
自分でやるしかないと考え独立されたということです。

私はこのMabeeeをクラウドファンディングサービスMakuakeで見た覚えがありますが、
すぐに売れていた記憶があります。同時にこういった商品は、一部には受けるが、
一般にはなかなか普及するアイテムではないと思っていました。
そういう意味でMakuakeから1年でビックカメラなどの店舗で売られるとはスピードが早いと思います。

今後どうなっていくか要注目ですが、
Mabeeeから学べることは、乾電池という見た目やサイズを変えずに、
乾電池にワイヤレス機能をつけたことがポイントになりそうです。
これを乾電池ではない全く新しいものであればやはり売りづらいですし、
既存の乾電池に慣れた利用者には取っつきにくいものになったかなと思います。
もちろん、乾電池だからこそ、乾電池と何が違うの?となるのは仕方がないですね。

最後にアイデアを一つ。
たまたま新聞で見た「ヘディス」という卓球をヘディングで行うスポーツが
あるのですが、それとMabeeeを組み合わせると、
ラジコンカーで卓球やラリーなど簡単なロボスポーツが出来そうです。
高専などのロボット大会はレベルが高いですが、手軽に出来ると、
11対11などのサッカーも電波の混線が分かりませんが、楽しそうですね。

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●モットー(座右の銘)●
大局観を失わず、地道に努力する

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あなたの健康と幸せをお祈りしています。

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